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イチローさんに学ぶ。自己肯定感という言葉にだまされない。


最近、元メジャーリーガーのイチローさんのYouTube動画を観ました。

その中で、イチローさんは、自己肯定感という言葉を聞いて、

「僕にとって気持ち悪い言葉です」

と語っていました。

 

世の中では、10年ほど前からでしょうか、

「自己肯定感」という言葉が広く使われるようになり、

教育においても

自己肯定感を高めることが重要だとされています。

 

イチローさんのような世界最高の偉業を成し遂げた人なら、

さぞ「自己肯定感」は高いだろうと予想します。

 

しかし、イチローさんは、

「自己肯定」は気持ち悪いと言われました。

 

私も過去のこのブログの中で、

「自己肯定感」は大切だと何度も書いています。

しかし、イチローさんのお話を聞いて、

至極納得するとことがありました。

 

一般には、

成功者と呼ばれる人たち、

何かを成し遂げた人たちは、

自己肯定感が高い。

だから、自己肯定感が低いことはダメで、

高めなければならない。

 

と考えられています。

 

しかし、ここに落とし穴があります。

 

確かに、成功者は傍から見たら自己肯定感が高いでしょう。

ただ、その成功者たちは、

自己肯定感を高めようとしてそうなったわけではない、

という事実。

 

それなのに、

私たちはついそれを忘れて、

自己肯定感を「高めよう」としてしまいます。

 

イチローさんは、

「自己肯定感」に異を唱えているようにも聞こえますが、

核心はそこではなく、

 

「自己肯定感を高めよう」とすること

に対する違和感を感じられているのだと思います。

 

イチローさんは言います。

「僕は手ごたえが好きなんです。」

 

つまり、

今の自分を肯定するとか否定するとか、

そういうことは気にしていない。

 

ただ自分の思い描いた希望に向かって動いて、

そこに到達した「手ごたえ」が得られることが好きなのだと。

 

今の自分がどうだとか、

今の自分をを肯定するとか、否定するとか、

そんなことは気にしていない。

気にしても何の役にも立たない。

 

そうではなく、

結局自分は「どうなりたいのか」。

なりたい自分はどんな自分なのか。

そこに向かって動いて、

その手ごたえを得ていく。

 

その「手ごたえ」の気持ちよさが、

前に進む原動力なのだと思います。

 

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