Soumeijuku’s Blog

SOUMEI塾の風景

机の掃除

塾生は、授業後自分が使った机の上の消しカスなどを

掃除して帰ります。

 

これは、私がやれと言ったことは一度もないのですが、

自然にみんなやってくれるようになりました。

とてもありがたいことです。

 

たまにし忘れる子もいるのですが、

 

今日Sさんは、自分の席だけでなく、

その忘れた子の席の掃除もしてくれました。

 

自然にそういうことができるって素敵だと思います。

自己肯定感と他者信頼感

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子どもの教育においても、

「自己肯定感」と「他者信頼感」を育むことが大切と言われます。

流行りの心理学用語の一つですね。

 

これらの用語の明確な定義はどうも定まってないようですが、

専門家のお話や、一般に使われている意味からすると、

自己肯定感と他者信頼感が高い子どもは伸びやすい、

というのはその通りだと思います。

 

勉強においても力をつけやすいです。

 

自己肯定感が高いというのは、

自分のことを

「大切な存在」「人から大切にされる存在」

だと思えている状態。

 

自分のことをそう認識するようになったのは、

周りから大切にされる経験からでしょう。

 

以前にも書きました。

soumeijuku.hatenablog.com

 

「他者信頼感」も同じですね。

 

さいころから周りの人から大切にされてきたなら、

自分のことを「大切な存在」だと思うのと同時に、

周りの人に対して、

人周りの人=「私を大切にしてくれる人」

というイメージができるでしょう。

 

それはすなわち、「他者信頼感」。

 

このイメージがある人は、

コミュニケーションが上手になるに違いありません。

 

つまり、周りの大人が、その子を大切に扱うことが、

その子の「自己肯定感」、「他者信頼感」

のどちらも育んでいくことになります。

 

大切に扱う、というのは、

ちゃんと見るところから始まります。

 

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勉強嫌いの子どもができる訳

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子どもの勉強嫌いは、

小学校の低学年のうちはまだ少ないですが、

 高学年になるころには、かなりな割合で発生しているように感じます。

 

小さい頃は新しいことを覚えることが楽しいし、

できないことができるようになったら嬉しいし、

「なんで?」「どうして?」と疑問を持ったら、

その理由・原因を知って、

周りの世界を理解することが大好きです。

 

勉強の本質はそれなので、

もともとは、勉強=楽しいもの・嬉しいもの、

というプラスのイメージのはずです。

 

しかし、勉強が嫌いということは、

勉強に対するイメージが、

いつのころからか、面倒、苦手、苦痛なもの、

というマイナスのイメージに置き換わったということです。

 

なぜそうなるのでしょう?

 

やはりそれは、

第一に、周りからの負の刺激でしょう。

 

『苦手意識は思い込み』でも書きましたが、

 

soumeijuku.hatenablog.com

 

特に、できなかったとき、間違えたときの負の刺激が大きいでしょう。

 

もっと幼いころなら、

勉強で正解したときに、

近くの大人が一緒に喜んだり、

褒めてくれたりしてくれていたのが、

 

だんだん、できて当たり前、

正解して当たり前になって、

大人のリアクションが薄くなる。

 

逆に、間違うと、目の前の大人ががっかりするし、

怒られたり、

ダメだしされたり、

笑われたり…。

 

人間の脳は、

プラスの刺激よりもマイナスの刺激の方が何倍も

印象に残りやすくできています。

 

なおさら、勉強とマイナスのイメージが結びつかざるを得ません。

 

学校の勉強や受験では、今のところ、

決まった正解を求める問題がほとんどです。

 

今度の大学入試改革で多少シフトはあるようですが、

試験の中で、正解が決まっている問題が

大半を占めるのは変わらないだろうと思います。

 

小さいうちから、家庭でも学校でも、

常に正解を求められる。

不正解だと、マイナスの刺激がある。

 

すると、「間違ってはいけない」という思いも強くなります。

 「間違ってはいけない」のに間違ってしまったら、

自分の評価を下げざるを得ません。

 

さらに、近くの大人は、負の刺激を与えて、

それに追い打ちをかけてしまいがちです。

そんなことを毎日繰り返されてきているうちに、

勉強=楽しいもの・嬉しいもの

だったということは忘れ去られていきます。

 

しかし、子どもがどんなに勉強嫌いになったとしても、

 

できなかったことができたりしたら、嬉しそうな顔をします。

そして、それを褒められたら嬉しいのです。

一緒に喜んでもらったら嬉しいのです。

勉強に対するイメージは、

元に戻る余地があるのです。

 

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楽しく学ぶ

今回は動画紹介です。

 

ドキュメンタリー番組の『ナショナルジオグラフィック』の

公式YouTubeチャンネルは、

面白いのでチャンネル登録してたまに観ています。

 

科学的好奇心を刺激してくれます。

 

この動画は、何度見ても笑えます。

ためにもなります。

観たことない方はぜひ。

 


跳ね返りの科学 | バ科学

 

 

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苦手意識は思い込み

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保護者様と最初にお話しするときなどに、

 

「この子は算数が苦手で・・・」

 

「数学が苦手で・・・」

 

「国語が苦手で・・・」

 

「漢字が苦手で・・・」

 

「英単語が覚えられなくて・・・」

 

「暗記が苦手で・・・」

 

とか、

 

性格や発達障害について、

 

「大勢の中が苦手で・・・」

 

「初めての人が苦手で・・・」

 

「新しい環境が苦手で・・・」

 

「じっとしていられなくて・・・」

 

「書くことが苦手で・・・」

 

「読むことが苦手で・・・」

 

などなど、お話ししてくださいます。

 

私の方からも現状お困りなことについてお尋ねします。

特別な事情がある場合、

例えば発達障害なら診断に至った経緯について、

不登校ならここまでの経過についてお聞きすることもあります。

 

ただ、いずれにしろ、

「〇〇が苦手」、「〇〇ができない」というお話は、

実はあまりあてにしていません。

 

それらはあくまで「現状」であって、

これから子ども本人がどうなりたいのかや、

どうなれるのかといったことがらには、

何も関係がないからです。

 

しかも、その「現状」は、

「思い込み」であることがほとんどです。

 

というか、すべてだと思っています。

 

「思い込み」なので、いくらでも変わり得るということです。

「苦手」と思っていたことが「得意」に変わり得るということです。

特に子どもの場合そういうことが起きやすいです。

私はそういう、変わる瞬間を見て楽しんでいます。

 

 

「苦手」という思い込みが、

「得意」という思い込みに変わっただけですが、

本当にできるようになるのだから、

思い込みの力は大きいです。

 

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