保護者様と最初にお話しするときなどに、
「この子は算数が苦手で・・・」
「数学が苦手で・・・」
「国語が苦手で・・・」
「漢字が苦手で・・・」
「英単語が覚えられなくて・・・」
「暗記が苦手で・・・」
とか、
性格や発達障害について、
「大勢の中が苦手で・・・」
「初めての人が苦手で・・・」
「新しい環境が苦手で・・・」
「じっとしていられなくて・・・」
「書くことが苦手で・・・」
「読むことが苦手で・・・」
などなど、お話ししてくださいます。
私の方からも現状お困りなことについてお尋ねします。
特別な事情がある場合、
例えば発達障害なら診断に至った経緯について、
不登校ならここまでの経過についてお聞きすることもあります。
ただ、いずれにしろ、
「〇〇が苦手」、「〇〇ができない」というお話は、
実はあまりあてにしていません。
それらはあくまで「現状」であって、
これから子ども本人がどうなりたいのかや、
どうなれるのかといったことがらには、
何も関係がないからです。
しかも、その「現状」は、
「思い込み」であることがほとんどです。
というか、すべてだと思っています。
「思い込み」なので、いくらでも変わり得るということです。
「苦手」と思っていたことが「得意」に変わり得るということです。
特に子どもの場合そういうことが起きやすいです。
私はそういう、変わる瞬間を見て楽しんでいます。
「苦手」という思い込みが、
「得意」という思い込みに変わっただけですが、
本当にできるようになるのだから、
思い込みの力は大きいです。