先日、「勉強にまつわるイメージ」について書きました。
子どもの成績を上げるためには、
子どもの中の、勉強に対するイメージと、
自分に対するイメージが変われば良いということ。
塾の講師は、熱心な人であれば、
どう教えたら生徒にとってわかりやすく生徒が理解できるか。
何を覚えさせればよいか。
ポイントは何か。
どんな教材を使えばよいか。
勉強法はどうすればよいか。
などを研究して生徒に伝えていきます。
また、自分の知識を深めるために常に勉強し、
授業スキルを高めるためのトレーニングもしていきます。
誠実な塾であれば、こうしたことを各講師に研修をしていくでしょう。
私も、相当やってきましたし、
している自負はあります。
しかし、これらをするのは当然として、
ただ、知識やスキルを詰め込むことは、
私はしたくありません。
大学受験などはそれでも良いのかもしれませんが、
特に中学生以下の年齢の子どもたちを対象とした場合、
知識やスキルを詰め込むこと以上に、
子ども自身の中で、自分に対して、
「勉強ができる私」
「勉強もできる私」
というイメージができあがってくることが非常に重要です。
それができれば、自分で勝手に勉強もして、自分で伸びていけます。
本当に「できる子」になっていきます。
勉強ができなかった子ができるようになるとき、
その子の中では、勉強に対するイメージが変わっています。
そして同時に、自分自身に対するイメージが変わっています。
だからこそ、
やらされるからやるのではなく、
自分で勉強するようになります。
指導者である大人は、
そんなイメージのプロデューサーであるべきと考えています。
勉強に限らず。
子ども自身の中に、
「自分には、自由に夢を持って、
それを叶えていく力があるのだ」という
イメージをプロデュースすべきだと信じています。
子どもたちには最大限の自分を生きてほしいと
願ってやみません。