Soumeijuku’s Blog

SOUMEI塾の風景

勉強ができない子ができるようになるとき何が起きているのか

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先日、「勉強にまつわるイメージ」について書きました。

 

 

子どもの成績を上げるためには、

子どもの中の、勉強に対するイメージと、

自分に対するイメージが変われば良いということ。

 

塾の講師は、熱心な人であれば、

どう教えたら生徒にとってわかりやすく生徒が理解できるか。

何を覚えさせればよいか。

ポイントは何か。

どんな教材を使えばよいか。

勉強法はどうすればよいか。

などを研究して生徒に伝えていきます。

 

また、自分の知識を深めるために常に勉強し、

授業スキルを高めるためのトレーニングもしていきます。

誠実な塾であれば、こうしたことを各講師に研修をしていくでしょう。

 

私も、相当やってきましたし、

している自負はあります。

 

しかし、これらをするのは当然として、

ただ、知識やスキルを詰め込むことは、

私はしたくありません。

 

大学受験などはそれでも良いのかもしれませんが、

特に中学生以下の年齢の子どもたちを対象とした場合、

知識やスキルを詰め込むこと以上に、

子ども自身の中で、自分に対して、

 「勉強ができる私」

「勉強もできる私」

というイメージができあがってくることが非常に重要です。

それができれば、自分で勝手に勉強もして、自分で伸びていけます。

本当に「できる子」になっていきます。

 

勉強ができなかった子ができるようになるとき、

その子の中では、勉強に対するイメージが変わっています。

そして同時に、自分自身に対するイメージが変わっています。

 

だからこそ、

やらされるからやるのではなく、

自分で勉強するようになります。

 

指導者である大人は、

そんなイメージのプロデューサーであるべきと考えています。

 

勉強に限らず。

子ども自身の中に、

「自分には、自由に夢を持って、

それを叶えていく力があるのだ」という

イメージをプロデュースすべきだと信じています。

 

子どもたちには最大限の自分を生きてほしいと

願ってやみません。

 

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勉強に対するイメージ

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学習塾が、保護者の皆さま、生徒自身から求められ、

かつ提供しなければならないものは、

言うまでもなくまず第一に成績向上です。

お金をいただいて通ってきていただいているのだから、

それを成し遂げることが最大の使命です。

 

しかし、安易に強制的に勉強をさせることによって

成績向上をさせることは

絶対にすべきではありません。

 

というのは、

たとえそうやって成績向上があったとしても

それは一時的である上に、

子どもの自ら学ぼうとする情熱を

奪うことにもなるからです。

 

成績を上げるという目的を達するためには、

勉強を叱ってやらせたりしなくても良いのです。

「勉強しなさい」と言わなくても良いのです。

 

『勉強嫌いの子どもができるわけ』でも書きましたが、

 

soumeijuku.hatenablog.com

 

要は、子ども自身が持っている勉強に対するイメージと、

自分に対するイメージが変われば良いのです。

 

勉強ができなくなっている子の勉強に対するイメージは、

 「難しい」

「面倒くさい」

「覚えられない」

「できなくて怒られる」

「頭のいい人しかできない」

 などでしょう。

 

それが、

 「案外簡単」

「できたら楽しい」

「もっと覚えられるかも」

「できて褒められる」

「自分にもできる」

 などに変わり始めます。

 

勉強ができなくなっている子が

自分自身に対して持っているイメージは、

「頭が悪い自分」

「やってもできない自分」

「努力ができない自分」

「ダメな自分」

 などでしょう。

 

それが、

 「意外と頭がいい自分」

「やったらできる自分」

「頑張ってしまう自分」

「イケてる自分」

 などに変わり始めます。

 

それらの変わったイメージは、最初は”勘違い”でも構いません。

 実際にできたのが、10個のうちたった1つだったとしても、

 勉強や自分に対するイメージが変わり始めると、

本当にできるようになっていきます。

 

 強制的に勉強をさせた場合、

 勉強に対するイメージはあまり変わらない上に、

「無理やりさせられるもの」

「しないと怒られるもの」

など、 要らないイメージが上塗りされます。

 

自分に対しても、

「言われればできる自分」

「言われないとできない自分」

など、自主性や意欲を失わせるイメージが強くなっていくでしょう。

 

塾に限らずですが、

子どもに知識を与えるだけが教育ではありません。

子どもにとって、

生きる力になるイメージを作ってあげるべきです。

 

子どもが勉強に対して、そして、自分に対して、

どんなイメージを持つことを手伝ってあげられるのか。

 

その子がどんなイメージを持っていれば、

元気になって、生きる力を持てるのか。

 

私たち大人は、

それを深く深く考えるべきだと思っています。

 

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宿題を出してほしい

当塾の宿題は必要最小限にしています。

塾の中では少ない方でしょう。

それは、理由があってそうしているのですが、

それについては、直接お話しさせていただいています。

 

「宿題」はほぼすべての子どもたちにとって、

めんどくさい、やりたくない、「いやなもの」でしょう。

 

しかしながら、毎年、塾生の中には、

自分から宿題を出してほしい、と言う子が出てきます。

 

先日も、中2のTくんがそう言ってきました。

彼は親御さんも心配するほどの勉強嫌いでした。

そんな彼が自分から言ってきました。

彼の中の、成績を上げたいという気持ちが

大きくなり始めたのを感じます。

 

この気持ちがもっと大きく育つと、

宿題がなくても自分で勉強し出す状態になっていきます。

当塾では、その状態を創り出すことを大事にしています。

合格おめでとうございます

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今年の受験が終わりました。

高校は深志、県ヶ丘、蟻ケ崎、大学は国公立も含めて、

今年も全員合格となりました。

おめでとうございます。

 

受験は何が起こるかわからないので、

結果が出るまで毎年ドキドキですが、

みなさん見事に成果を手にされました。

 

本当によく頑張っていました。

 

これからまた新しい環境での生活を

楽しみにしながら、

一旦の休息をとってくれればと思います。

 

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期末テスト結果速報

中学1、2年生の3学期期末テストの結果表が

だいたい出そろってきましたので、

まだすべてではないですが、

取り急ぎご紹介したいと思います。

 

今回も、みんなよく頑張ってくれました。

ほんと偉いなーと思います。

 

10点以上アップした教科のみ掲載します。

 

<3学期期末テスト>

中2男子:数学21点アップ、英語13点アップ、国語26点アップ、社会10点アップ
中2男子:数学19点アップ、国語13点アップ、理科21点アップ、社会21点アップ
中2男子:英語17点アップ、数学16点アップ
中2女子:数学12点アップ、国語12点アップ
中2男子:国語13点アップ、社会16点アップ
中1男子:国語10点アップ、理科24点アップ
中2男子:国語19点アップ、理科20点アップ
中1女子:数学36点アップ
中1女子:数学29点アップ
中1男子:理科26点アップ
中2男子:理科20点アップ