先日、こんな記事を書きました。
「勉強法がわからないから、勉強ができない」
と言っている人の中には、
何か魔法のような方法があって、
それさえ知ればできるようになる、
自分はそれを知らないからできないんだ、
と幻想を持っている人もいます。
勉強法についてはネットで検索すれば星の数ほど出てきますし、
本も無数に出版されています。
私も、書店で新しい勉強法に関する本を見つけると、
つい読んでしまいますが、
結局、魔法は見つかりません。
もちろん、塾生には、私自身が実践してきたことや、
これまで千人以上の生徒を指導してきた経験から、
それぞれの塾生に指導をしています。
こうやった方がもっと効率的だとか、
無駄を省くノウハウはあるので、
それらは塾生に伝授しています。
しかし、学校のテストや受験で良い点数を取るための方法は、
魔法でも何でもなく、実は、誰でも自然に思いつくシンプルなものです。
必要なことを覚えて、覚えたかどうか、セルフチェックする。
覚えられていなかったところは覚え直して、再度セルフチェックする。
その繰り返しで、覚えられていないところをなくしていく。
それだけです。
それをするかどうか、だけです。
良い点数を取りたい、という気持ちが強ければ、自然にそうするでしょう。
良い点数を取りたい、と本気で思っていたら。
何が必要か、テストで何が出題されるかはだいたいわかっています。
過去問や良い教材が山ほどありますから。
ただ、これからは大学入試も新テストになり、
「正解が一つに決まっていない問題」も増えてくるでしょう。
いわゆる「思考力・表現力・判断力」が求められるようになります。
学校でこれらの力をつけるような授業をしているのか定かではありませんが、
とりあえず、求められるようです。
なので、知識を詰め込むだけではダメですね。
これらの力をつけるためには、
普段から自分の頭で考えるクセをつけることが必要です。
そのためにも、自ら学ぶ姿勢を育てたいです。
自主性を育てることは大切なのです。