Soumeijuku’s Blog

SOUMEI塾の風景

テスト勉強は目的をわかって

ほとんどの中学で今月定期テストが実施されます。

当塾でも、新入生が多いこの時期、

テスト勉強の仕方も指導しています。

中学1年生は初めてのテストとなるので、

丁寧に説明をしますが、

まずは実践してみて、

うまくいってもいかなくても、

自分で考えて試行錯誤していくことが

大事だと思っています。

 

あらゆる場面でそうですが、

テスト勉強ひとつとっても、

私の子どものころと比べると、

現代はずいぶん”お膳立て”ができているなと感じます。

 

テスト勉強でやるべき内容は、

「学校のテスト範囲表」にほとんどが書いてあります。

教材も充実したワークが学校から配布されています。

学習のポイントも範囲表に書かれています。

 

ただ、この”お膳立て”ゆえの落とし穴もあります。

例えば、学習のポイントとして、

「ワークを2回以上解くこと」などの記述がよくあります。

すると、これを読んだ生徒は、

ワークを2回以上解くことが目的だと思ってしまいがちです。

 

しかし、これは手段であって目的ではありません。

ワークを解く目的は、

テストで似たような問題が出たときにできるようにすることです。

それがわかっていれば、

ワークを繰り返し解くときに、

全問繰り返すのか、できなかった問題だけ繰り返すのか、

2回、3回で足りるのか、

連日繰り返すのか、数日おいてから繰り返すのか、など、

工夫が必要なことはいろいろ出てきます。

ただ盲目的にワークを繰り返すのでは、

テストでの成果にはつながりにくいです。

 

そして、そもそもですが、

子ども本人が、

テストでいい点をとっている自分になりたいと

心から思っているのかが最重要です。

そうでなければ、勉強の仕方を工夫しようとも思いません。

仕方を教えてもらったからといって、

それを実行しようとはしません。

 

指導する側はこのことを絶対に忘れてはなりません。

 

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