『市民タイムス』に小学校の2学期制が増えている
という記事がありました。
2学期制を導入しているのは、
松本市内28校のうち約9割の25校だとのことです。
以前の3学期制から2学期制に変えるメリットとしては、
「一年を前・後に区切ることで、
児童たちが継続して学習でき、
教員も長期的な見方で指導と評価ができる利点がある」
「通知表の作成時間が減り、長時間労働が課題の
教員の働き方改革にもなるとしている」
「例年7月は、教員は1学期の通知表の評価付けや、
保護者との個別懇談会があり慌ただしかった。
2学期制にすることで、夏休み明けまでに
前期の指導や取り組みを振り返って全教員で
後期に向けて計画を考え、練り直す時間をもてる」
のだそう。
同じように中学校でも2学期制を導入する学校が増えています。
中学では、テストの回数を減らせることも大きいようです。
テストがあると、問題の準備、採点、成績記録など
手がかかりますから。
現在、教員の成り手不足が深刻で、
とにかく教員の負担を減らそうとしているそうです。
それはそれでとても大切なことなのですが、
近年の学校の動きを見ていると、
子どもたちが置き去りになっていると感じることもあります。
教員の負担が減ることで、
より子どもたちと向かい合う時間が増え、
成長を促すことにつながることを切に願います。