Soumeijuku’s Blog

SOUMEI塾の風景

過大評価、過小評価

中3Tくんのテストを見せてもらいました。

私としてはこの結果は満足でしたが、

本人は「低かったです。」とのコメントでした。

 

結果の評価は、できるだけ客観的にした方が良いので、

あまり過大評価や過小評価があるときは、私の方で軌道修正をするようにしています。

これまでの経過、現状、今後の過大、伸びしろなどについて情報を提供します。

点数だけを見て一喜一憂しないで、

目標に対して、超えているのか、近づいているのか、いないのか、

客観的に判断をして次への対策を考えるべきです。

 

生徒にありがちなのは過大評価よりも過小評価です。

これは、周りの大人からダメ出しばかりされるから

そういう癖がついてしまっているのだと思います。

本当は力がついてきているのに、

それを見逃してしまうのはもったいないです。

 

客観的に見て足りていないことを自覚して改善をかけられるのはとても良いことですが、

実は、それ以前に、少しでも進歩したときはしっかり喜んだり、

思い通りにいかなかったことはしっかり悔しがったりする方が大切です。

それが、次に頑張る原動力になっていきます。

 

我々大人は、それを手助けするべきです。

子どもの良し悪しを評価するのとはまったく違います。

ゆっくりでも

中間テストの結果が返ってきています。

Yさんが中学に入ってから数学の最高点が取れたと喜んでいました。

 

彼女ははじめ数学が苦手でしたが、

徐々にできる問題が増え、今では苦手とは言えないところまできました。

向上スピードは速い方ではありませんが、

いつもひたむきに頑張っている子です。

ゆっくりですが、いつも一つ一つじっくり進めて、

自分の納得のいくところまでもっていくタイプです。

 

いつも頑張っている姿を見ているので、

喜んでいる彼女の笑顔を見るのは嬉しいものです。

テストが終わっても

いくつかの中学ではすでに中間テストが終わっています。

テストが終わったその日に塾がある生徒でも

授業に来ると、皆集中して勉強に取り組んでいます。

ほんと感心します。

私は自分の学生時代を思い返すと、

テストが終わると「勉強は忘れて遊ぶぞー」という感じで、

すっかり気が抜けていました。

そういうメリハリも大事だと思いますが、

今の塾生たちのように、

塾は塾で変わらず一生懸命やる、というのは偉いと思います。

自主的にやってきた

普段あまり家では勉強ができないという中3のYくんが、

「先生、丸付けをしてください。」と

以前渡したプリントの問題を大量に解いたものを見せてくれました。

それは宿題にしていわけではないのに、

自主的にやってきていたものでした。

「苦手なところを練習したかった」とのこと。

 

私はこういうのに価値があると思います。

宿題としてやってきなさいと言われてやったものと、

自主的にやったものとでは、

同じ問題、分量だとしても、身になる度合いが違うのではないでしょうか。

それ以上に、その経験によって身につく自信には

大きな差があると思うのです。