Soumeijuku’s Blog

SOUMEI塾の風景

謙遜する子ども

f:id:soumeijuku:20200712185852j:plain


日本は欧米に比べて謙遜する文化だと言われます。

(欧米でも謙遜を大事にする国や文化があって

一概には言えないそうですが)

日本人の「謙虚さ」は世界に誇れる美徳だと思うのですが、

ムダに謙遜なくてもよいかなと思います。

特に子どもにおいては。

 

私も以前は、褒められることがあるとつい

「そんなことないですよ」と言っていましたが、

だんだん、せっかく褒めてくれているのに

それを受け取らないのがもったいなくなって、

今では、謙遜することを忘れて

「ありがとうございます!」と言ってしまいます。

 

たとえ、お世辞かなと思っても

「ありがとう」と受け取ってしまいます。

 

”喜んだもの勝ち”です。

 

謙遜しないと、うぬぼれなやつだと

思われてしまいそうですが、

「ありがとう」と素直に喜ぶと、

褒めた方は、意外と満足げな表情をしてくれます。

 

逆に、自分がだれかを褒めて、

その人が素直に喜んでくれたら嬉しいですよね。

 

相手が子どもなら、なおさらです。

 

子どもを褒めて、素直に喜んでくれたら、

こちらまで嬉しくなります。

 

「かわいいな~」と思いますし、

また褒めたくなります。

 

褒めたときの子どもたちの反応は様々です。

 

「イェーイ!」とか「ヤッター!」とか露骨に喜ぶ子。

 

ニコッとする子。

 

照れて顔を赤らめる子。

 

嬉しさを顔に出さないようにこらえて、

口角だけが微妙に上がる子。

 

反応は微妙でも、

よく見ていると嬉しいのが分かります。

 

もし、褒めたのにまったく嬉しそうな様子がなかったら、

それは、褒め方が”外して”いるのでしょう。

 

このように子どもは褒められたら嬉しそうにするものの、

中には、小学生でもすでに謙遜する子がいます。

 

いつ覚えるのでしょうか。

なんかもったいないですね。

そんな子には、喜んでいいんだよと伝えることもあります。

 

処世術として謙遜することも必要なのかもしれませんが、

 

子どもが、

この人から褒められたときは

素直に喜んでいいんだ、

という大人に、

私はなりたいと思っています。

 

www.soumeijuku.jp