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自主性を育てるために

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子どもの自主性を尊重することが重要だと言われます。

 

私も、子どもの自主性を育てるということについては、

理念の重要な要素として大切にしています。

 

しかし、一筋縄ではいかないころもあります。

 

大人が子ともに対して過干渉では、

自主性が育つはずはありません。

 

逆に、「自主性を育てるため」という言葉が

放任の口実として使われることもあります。

その子自身をちゃんと見ずに、

単なる放任では子どもはうまく育ちません。

 

(過干渉や放任についはまた別のときに

しっかり書きたいと思います。)

 

自主性を育てるためには、

その子自身をちゃんと見ることを大前提として、

干渉し過ぎず、

その上で、適度なサポートが必要です。

 

「適度」は、その子その子によって異なるので、

どんなサポートがどの程度必要か、

それらのさじ加減は難しいところがあります。

 

教育者としては、そこが腕の見せどころだと思っています。

 

親心からすると、子どもに、

つい手を貸したり、口を出したり、

先回りしたりしてしまうことが多いと思います。

 

過干渉気味になりがちだと思います。

「老婆心」ですね。

 

もし、自分が子どもに過干渉気味だな、と気づき、

過干渉をやめようというときには、

手や口を出そうとしてしまう衝動を我慢する必要があります。

待つことや見守ることが必要です。

 

これも難しいことだと思いますが、

まずは、その子をちゃんと見ることで、

自分の気持ちに余裕ができるので、

今どんなサポートが必要なのか判断しやすくなります。

 

また、次のことも気をつけたいです。

 

子どもに

「あなたはあなたがしたいようにすればいいんだよ」

と伝えていながら、

 

子どもが意に沿わない言動をしたときに、

ため息をついたり、悲しい顔をしたり、不機嫌になったりすると、

 

そんな大人の反応を、子どもは大いに気にします。

それも無意識に。

 

言葉で何と言われようと、

ため息などのインパクトは大きいです。

 

子どもは、したいようにして良いと言われていたのに、

「ダメなの?」「どうすればいいの?」と迷ったり、

それだけでなく、

 

「やっぱり自分で決めちゃダメなんだ」とか

「自分は親から認められないダメな子なんだ」と、

自分の評価を下げ、自信を失って、

ますます委縮して自分から動けなくなります。

 

そんなふうにならないためにも、

子どものことをよく見て、

1㎜の成長をともに喜んだり、

「こんなことを考えているんだね」

「こんなことが好きなんだ」と、

子どもの意外な一面に驚き楽しみながら、

子どもと関わっていきたいです。

 

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