Soumeijuku’s Blog

SOUMEI塾の風景

子どもを褒めること①

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言うまでもなく、

褒めることは、子どもの成長を促す上でとても大切です。

 

”褒めて伸びるタイプ”とかいうことがありますが、

褒められて伸びない子は見たことありません。

 (間違った褒め方はありますが。)

 

しかし、どんな言葉や褒められ方をしたら

それを誉め言葉として受け止められるのかは、

子どもによって違います。

 

また、同じ言葉を言われても、

誰から褒められたのかによって

受け止め方は違うというのも

よくあることです。

 

つまり、褒めの伝わり方は子どもとの関係性次第。

それが大前提になるということ。

 

その上で、

ですが、

同じ大人が同じ言葉で同じ仕方で

子どもを褒めたとしても、

 

それをうれしく感じるか、

褒められたと受け取るかは、

子どもによって違います。

 

子どもを褒めるなら、

褒めた時、その子がどんな反応をするのか、

よく見る必要があります。

 

以前にも書いたように、

 

soumeijuku.hatenablog.com

 

 褒められて露骨に喜ぶ子もいれば、

リアクションが薄い子もいます。

たとえその子が笑顔にならなかったとしても、

血色が変わったり、

目の奥に表情が表れたりします。

 

褒めっぱなしではだめです。

反応を受け取らないともったいないです。

 

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テスト結果など

多くの中学でテスト結果が出てきています。

 

中1のYさんは、

数学で100点を取って素晴らしいのですが、

本人は総合点数では納得がいかなかったようで、

「もっと取りたい」

と次への意欲を燃やしていました。

 

中3のSさんは、前回の学年トップをキープしました。

すごいです。

 

中3の別のSさんは、

順位を大きく上げてきました。

彼女は、前回のテスト後、

苦手教科を強くしたいとのことで、

自習用の問題集も渡しておいたら、

それでしっかり勉強したようで、

急激に点数を上げられました。

本人も嬉しそうでした。

 

中2のAさんは、

数学が苦手とのことでしたが、

教えたことを素直に吸収して、

全体に上がっていましたが、

中でも、数学は5科の中で最高得点でした。

 

中2のTくんは、来週がテストですが、

塾で模擬テストをしたところ、

前回テストと比べると、

1教科当たり10~30点高い点を取れていたので、

本番が楽しみです。

 

よく頑張ってくれています。

 

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謙遜する子ども

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日本は欧米に比べて謙遜する文化だと言われます。

(欧米でも謙遜を大事にする国や文化があって

一概には言えないそうですが)

日本人の「謙虚さ」は世界に誇れる美徳だと思うのですが、

ムダに謙遜なくてもよいかなと思います。

特に子どもにおいては。

 

私も以前は、褒められることがあるとつい

「そんなことないですよ」と言っていましたが、

だんだん、せっかく褒めてくれているのに

それを受け取らないのがもったいなくなって、

今では、謙遜することを忘れて

「ありがとうございます!」と言ってしまいます。

 

たとえ、お世辞かなと思っても

「ありがとう」と受け取ってしまいます。

 

”喜んだもの勝ち”です。

 

謙遜しないと、うぬぼれなやつだと

思われてしまいそうですが、

「ありがとう」と素直に喜ぶと、

褒めた方は、意外と満足げな表情をしてくれます。

 

逆に、自分がだれかを褒めて、

その人が素直に喜んでくれたら嬉しいですよね。

 

相手が子どもなら、なおさらです。

 

子どもを褒めて、素直に喜んでくれたら、

こちらまで嬉しくなります。

 

「かわいいな~」と思いますし、

また褒めたくなります。

 

褒めたときの子どもたちの反応は様々です。

 

「イェーイ!」とか「ヤッター!」とか露骨に喜ぶ子。

 

ニコッとする子。

 

照れて顔を赤らめる子。

 

嬉しさを顔に出さないようにこらえて、

口角だけが微妙に上がる子。

 

反応は微妙でも、

よく見ていると嬉しいのが分かります。

 

もし、褒めたのにまったく嬉しそうな様子がなかったら、

それは、褒め方が”外して”いるのでしょう。

 

このように子どもは褒められたら嬉しそうにするものの、

中には、小学生でもすでに謙遜する子がいます。

 

いつ覚えるのでしょうか。

なんかもったいないですね。

そんな子には、喜んでいいんだよと伝えることもあります。

 

処世術として謙遜することも必要なのかもしれませんが、

 

子どもが、

この人から褒められたときは

素直に喜んでいいんだ、

という大人に、

私はなりたいと思っています。

 

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R3年度長野県公立高校入試(後期学力検査)の出題範囲発表される

R3年度公立高校入試(後期学力検査)の出題範囲が発表されました。

 

長野県教育委員会HP

令和3年度公立高等学校入学者選抜情報/長野県教育委員会

「出題範囲」

https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/shiken/ko/r3/documents/r3kokohani.pdf

 

【国語】

除外は「書写」のみなのでほぼ影響なし。

 

【数学】

三平方の定理

「標本調査」

が除外されます。

図形の問題では、辺の長さなどを求めるのに

三平方の定理」を使わずにできるような出題になるよう

工夫されることになります。

 

【社会】

公民の「市場の働きと経済」

「世界平和と人類の福祉の増大」

「よりよい社会を目指して」

が除外されます。

経済分野の大部分が除外されるのですが、

対応教科書ページを見ると、

「消費者の権利」「財政、税金、社会保障」は

出題範囲に含まれるようです。

 

【理科】

「エネルギーの移り変わり」

「エネルギーの保存」

「月の満ち欠け」

「日食と月食

「地球と私たちの未来のために」

が除外されます。

個人的には、環境問題を考える基礎となる

生態学エコロジー」に関わる部分が除外されるのが残念です。

 

【英語】

中3教科書の終わりの「Let's Read 2」「Let's Read 3」

の進出語句が除外されますが、

文法事項は中学のすべてが出題範囲に含まれます。

 

以上のような措置は、

休校のハンデを負った現中3生に対して、

当然の対応だと思いますが、

出題範囲から除外された部分は、

高校に行っても必要な内容なので、

生徒本人にとって負担は変わるわけではありません。

 

塾としては、子どもたちの負担を軽減するような

対応をしていきたいと思っています。

 

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勉強を頑張ることができる子

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以前、勉強を頑張ることができるためには

一定の自信(自己肯定感)が必要と書きました。

 

soumeijuku.hatenablog.com

 

 その点について、もう少し書いてみます。

 

勉強の面白さを感じられたとしても、

試験で欲しい結果を出そうとしたら、

勉強には、面白いばかりではなく、

面倒くさい、たいへんなところもあります。

 

例えば、部活で疲れている、眠い、

体調が悪いなどの時もありますし、

ゲームをしたい、友達をLINEをしたい、

YouTubeを見たい、などの誘惑もあります。

 

そんな中でも、勉強すべき時があります。

問題を解いていてわからないものが出てきたとき、

面倒くささを感じたときなど、

くじけそうになるときがあります。

 

しかし、そこで頑張れるかどうかは、

その子の自信によります。

自信=自分の可能性、能力、価値を信じられること。

自分の未来に期待できること。

 

自信というのは、できた経験、成功体験を積めば当然高まっていきます。

できたことを褒めて、承認することもプラスに働きます。

 

しかし、もっと根本的な自分の存在への自信というのがあります。

よく、「根拠のない自信」と言われるものもそれかもしれません。

 

どんなことでも絶対にできる保証などどこにもありません。

それにもかかわらず、

意識的にも無意識的にも、

自分にはきっとできる、という気がしている状態。

もしくは、できないかもしれないことが気にならない状態。

できなかったどうしよう、失敗したらどうしよう、

とかいう思いを忘れている状態。

 

そんな自信がある子は、

自分が大切な存在だということを知っています。

大切な存在だからこそ、

ちょっとやそっとの困難じゃ諦められません。

頑張ることができるのです。

 

自分は大切な存在であるという、自己認識。

それは、周りの大人から、

大切な存在、愛されるべき存在として

扱われることによってでき上がります。

 

(「自己肯定感」の高低ができるわけ)

soumeijuku.hatenablog.com

 

周りの大人がその子をどう扱うか。

それが、子どもを、頑張ることができる子にするかどうかを決します。

私たち大人の、その子に対する扱い方次第です。

 

 

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