Soumeijuku’s Blog

SOUMEI塾の風景

桜を見てきました

先日、「日光を浴びよう」と書きました。

私自身も実践、ということで、桜を見てきました。

少し標高が上がると、まだ満開一歩手前というところ。

 

一眼レフカメラを構えるおじ様がいらっしゃって、

「きれいだね~」と声をかけてくださいました。

 

人と人との距離を遠ざける世の中だけに、

見知らぬ方のこんな何気ない一言に

ジーンとしてまいました。

 

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日光を浴びよう

生徒に最近は何をしているか聞いてみると、

外で運動をしている子もいますが、

ほとんど外に出ていない子も多いようです。

 

”家にいよう”というのは、

人との接触を避けよう、という意味であって、

外に出てはいけないわけではないですね。

 

家の中にこもりっきりなのは、

かえって、免疫力を落としてしまうことになるかもしれません。

 

こんな記事がありました。

日の光を浴びることで、体でビタミンDが作られ、

免疫力が高まるそうです。

 

「外出禁止が新型コロナウイルスの感染と重症化のリスクを増大させている」: 太陽光により体内に生成されるビタミンD感染症予防に劇的に有効であることが発表される

https://indeep.jp/irish-study-reveals-vitamin-d-could-help-to-fight-against-coronavirus/?fbclid=IwAR39HfJFBvdfQeww8EwRWQ4ag-aC7JSE_DlBcZgd0clLVcRPYErLOZ9UxsQ

 

 

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子どもにかける言葉は魔力を持っている

塾内の「SOUMEI通信」にも掲載した内容です。

 

ほとんどの子は、勉強やある特定の教科・分野に対して、

苦手意識や得意意識を持っています。

これらの意識はいつからできたのでしょうか。

決して生まれつきのものではありません。


算数だったら、例えばこんな状況とか。

子どもが問題を解いて、2回同じような間違いをしたとします。

できなかったことにはだれでも不快感を感じます。

悔しかったり、悲しかったり。

その時に、誰かから

「また間違えたの?ダメだね。」「あなたはこういうのが苦手なんだね。」

と言われたら…。

さらに、「お兄ちゃんはできたのにね。」「だれに似たんだろうね。」

など、追い打ちをかけられる場合もあります。

悔しい思いをしているときに、

そんな言葉(言葉だけでなく態度、雰囲気も)をもらったらどうでしょう。

 

ときには、そんなことない、できるもん!と頑張れるかもしれません。

しかし、得てして、そういう負の言葉を投げかける大人は、

無意識にそれを繰り返しています。

そして、だんだんと、子どもの「自分はできない子なんだ」

という思い込みが強化されていきます。

 

こういうことは、10コ中1コだけできなかったときにも起こりがちです。

9割できていたとしても。

逆に、10コ中1コしかできていなくても、

そのことを褒めてもらえたり、一緒に喜んでもらったりする子は、

できることを増やしたいと思うでしょう。

ただ褒めてほしい子もいますし、適切なアドバイスを求める子もいます。

大人からそんな関わりをしてもらった子には、

たとえできないことがあっても、

自然と、どうすればできるんだ?とそれを乗り越える方に意識が行って、

「〇〇が苦手」だとか思う暇がありません。


よく言われることですが、2人の子がいて、

1人は「自分はできない子」と思っている。

もう1人は「自分にはできるはず」と思っている。

この2人の間にその時点の能力に差がなかったとしても

パフォーマンスに差が出てくることは明らかでしょう。

 

「思い込み」は実際のパフォーマンスの差になるのです。


大人が子どもに投げかける言葉、子どもへの関わり方によって、

子どもの「思い込み」が作られ、それが実際の能力になっていきます。

私たち大人の子どもにかける言葉が

そんな魔力を持っていることを忘れずにいたいです。

 

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どんどん成長

中学生のTくんが、

「丸付けをお願いします」とノートを持ってきました。

そこには、出した宿題の10倍ほどの大量の、

英語と数学の解答が書いてありました。

家で時間があるからと、自主的にやってきたのだそうです。

 

1年前はすぐに弱音を吐いていた彼ですが、

見違えました。

 

どんどん成長をしている姿を見られるのが嬉しいです。

 

リビング学習は良いのか?

また学校が休校になり、

子どもたちの主な学習の場は、

しばらくはご家庭ということになりますね。

 

ということで、家庭学習に関係したことを。

 

たまに保護者さんから、リビング学習はいいのでしょうか?
と聞かれることがあります。

 

いつのころからか、

子どもが自分の部屋ではなくて、

リビングで勉強をした方が成績が上がる、

ということが話題になり、
現在では、小学生の大半がリビング学習をしているとも聞きます。

 

しかし、これが一般的になった割には、
エビデンスとなるような研究は存在しないのではないでしょうか。
(存在したらすみません。)

なので、けっこういい加減な理論が出回っているなと思います。

 

リビング学習で成績が上がったとか、
東大生の中でリビング学習をしていた割合が高かった、

などの事例があると、それがなぜ良かったのか、
専門家と称する方々が後付けでいろいろな説明をされていますが、
ちょっと説明不十分、という印象を受けます。

 

私が保護者さんから、リビング学習について聞かれたときは、
子どもがうちの塾生であれば、その子のことがわかっているので、
その子に合っているかお答えできます。


しかし、そうでない場合は、一般的なお答えにとどまります。

 

リビング学習が良いかどうかは、

いろんな条件があるので一概に言うことはできません。
そもそも、子どもの性格・気質によって、
その子に合うかどうか異なります。

 

親(保護者)や家族の気配が身近に感じられた方が安心するタイプの子には、
リビング学習は合うと言えます。

しかし、親に指図されずマイペースで集中したいタイプとか、

親の見ていないところでこっそり力をつけたいというタイプもいて、

そういう子たちにとっては、
親の目がかえって集中を削ぐ原因になります。

 

そして、親の関わり方も重要です。
親が、子どもを監視したり、ダメ出しをするような場合は、

むしろ悪影響でしょう。

 

親が基本的に子どもを見守って、
手を出し過ぎず、適度なアドバイスができたり、

適切なタイミングで褒めることができたりすることができれば、
有効に機能するでしょう。

 

まずは、子どもの性格、気質、状態などをよく見て

把握することから始まります。